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事例紹介

~宮城県6次産業化サポートセンターの事例紹介~

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山元いちご農園「いちご農家の震災からの復興、そして飛躍 ―外国人観光客対応―」

東日本大震災から8年、産業としての農業の復興や、地域雇用の創出、担い手育成に、
山元いちご農園の岩佐社長はいちご農家の仕事を通して取り組んできた。
岩佐社長自身被災されているが、地域に目を向け復興に尽力されてきた。

 

山元いちご農園株式会社として法人化をしたのは、震災から間もない平成23年6月。

「ゼロからのスタートではなく、マイナスからのスタートだったので大変だったね。」

 

 

そう語る岩佐社長。想像を絶する多くのご苦労があったと思われるが、話す表情は明るく、
前向きさと希望が感じられる程であった。この姿勢が、山元いちご農園の8年間をけん引してきたのだと感じられた。

 

現在は社員32名の法人として、観光いちご農園として、いちご狩りや6次産業化の取り組みを活かした
多岐に渡る商品開発、カフェでの食事の提供を通して農業の復興を行っている。
さらにその取り組みを通して宮城県内の雇用の創出や、高齢化する生産者に代わり若い世代の担い手の育成も行っている。

 

  

カフェ・レストラン外観          カフェ・レストラン内装

 

【6次産業化に取り組んだきっかけ】

山元町には、震災前県内唯一のワイナリーがあった。しかし、被災により失われたため、
ワイナリー復活をかけ立ち上がった。しかも一般的なぶどうのワインではなく、
自社で生産した「いちご」を原料としたワインを醸造することを計画。
計画にあたり、被災した圃場の整備からスタートし、ワイン醸造施設の建設など、
1つ1つ自分たちで取り組まれてきた。当時の取り組みについては、現在ワイナリーの見学コースに写真などが飾られている。

平成28年に一番大きいワイナリーが完成し、以降はワインの醸造に力を入れ、
現在では大学と共同での商品の開発も行っているとのことだ。

 

 

 

 

 

 

ワイナリー

平成27年に原料を加工する施設が完成し、「いちご」を原料としたジャムなどの商品も生まれてきた。
現在ではカフェ・レストランでの食事提供だけでなく、お土産として「いちご」のバームクーヘンなどのお菓子も販売し、
お客様から好評を得ている。

 

ワインや バームクーヘンなど、イチゴを生かした商品

 

現在の観光農園スタイルの構想は最初からお持ちだったのか?と岩佐社長に伺った。すると、「6次化サポートセンターから派遣されたプランナーの方からアドバイスをいただき、構想を練っていった」と嬉しそうにお話しをしてくださった。

 

【6次産業化サポートセンターの活用内容】

平成30年度、岩佐社長からインバウンド対策として6次化サポートセンターにご相談いただいた。
相談の背景は去年、一昨年あたりから訪問して下さる外国人のお客様が増えてきているため
英語表記対策を考えたいとのことだった。そこで6次化サポートセンターでサポートを行った。

まずはインバウンド対策に詳しいプランナーを派遣。
プランナーは、まず岩佐社長のいちご栽培を通しての考え方、地域復興と事業の発展、
若者の雇用促進など経営の理念をヒアリングし、共有。
その上で、PR方法の一歩として外国人のお客様に楽しんでいちご狩りを体験してもらうための
動画の作成に関するアドバイスを行った。動画の内容にお願い事項を英語表記で記載し、
イラスト等も交えて分かりやすく伝えるための工夫をし、作成のサポートを行った。
その後ホームページ上に作成した動画を掲載、現在はシーズン中に動画をカフェ・レストランで流しているとのことであった。

 

【今後の課題】

カフェ・レストランではお客様が動画をじっくり見る時間があまりないため、
「流す場所の選定や動線づくりなどの仕掛けも今後行っていきたい」と意欲的にお話してくださった。
また山元いちご農園には様々な国からお客様が足を運ぶ。
日本語が分からない方が多く、必然と母国語や英語での対応になる。
「スタッフがずっとお客様と一緒にいて説明できる訳ではないし、
多種の外国語を話せるスタッフもいないので、対応の仕方が難しい」とおっしゃっていた。
今後は英語や外国語表記での説明を冊子や看板などを作り対応していく予定だ。

 

【今後の展望】

今年度はいちごとチョコの新商品や、メロンを用いたワインやバームクーヘンなどの
商品開発にチャレンジしたいとのこと。商品のラインナップやいちご狩りのハウス棟数も増やして、
リピート客を増やしていくと笑顔でお話しいただいた。

 

 

 

山元いちご農園 店舗情報

住所/〒989-2201 宮城県亘理郡山元町山寺稲実60

電話/0223-37-4356

営業時間/休 HP参照(http://www.yamamoto-ichigo.com/timemoney/

 

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